この記事では、Pulsar PCMK60% ANSIについてインスタントレビューしていきます。
インスタントレビューとは、隙間時間で読める様に凝縮したレビューのことで、手っ取り早く製品の特長が分かります。
更に詳しく知りたい方は記事下”更に詳しいレビューを見る“をどうぞ!
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お馴染みPulsar様の有線ゲーミングキーボードPulsar PCMK60% ANSI。
特長は配列、レイアウト、色、スイッチ、キーキャップ、TKL版のみ好きな文字を刻印可能なプレート、の5つのオプションに加え組み立ての有無をカスタムして注文ができる点です。
ホットスワップ対応のため、スイッチ交換時にはんだ付けは必要ありません。
今回は60%サイズのUS配列、スイッチはKAILH Speed Silver LINEAR、キーキャップは薄型LOW PROFILEの黒を選択しました。
メーカー/製品名 | Pulsar /PCMK60% ANSI |
キー配列/レイアウト | US配列 / 60% |
キースイッチ/キーキャップ | KAILH Speed Silver LINEAR/ LOW PROFILE BLACK(PBT製ダブルショット印字) |
ホットスワップ | 対応 |
サイズ/重量 | 高さ35mm・横355mm・縦127mm / 重量502g |
接続/ポーリングレート | 有線/1000Hz |
カラー | 白or黒 |
ケーブル | USBtype-Cパラコードケーブル |
ソフトウェア | PulsarFusion |
高さ35mm・横355mm・縦127mm ・重量502gでコンパクトかつ軽量なものになっおり、トッププレートはアルミ製で、側面と底面はプラスチック製スケルトン仕様です。
また、組み立て済みは+1,000円、自分で組み立てることを選択したため今回お値段12,580円となりました。
Pulsar PCMK60% ANSIは、キーボードとして最重要といっても過言ではない打鍵感と打鍵音が最高です。
最たる要因は、基盤とトッププレートの間に仕込まれた高密度ポリマーダンパーという吸音シートにあります。
これにより、メカニカルスイッチの打ち心地を残しつつ、打鍵時の底打ち音や金属反響音、余分な振動をほぼ聞こえない程に軽減してくれるためかなり快適な打鍵感、打鍵音となっています。
また、スイッチはKAILH Speed Silver LINEARで、静穏軸ほどではないが静かで滑らかな打鍵感、打鍵音が得られ、キーキャップもざらっとして高級感のあるPBT製かつダブルショット印字により摩耗に強くキーボードとしてかなりレベルが高く完成度の高いものになっています。
次にこのキーボードの最大の特徴ともいえる高いカスタマイズ性についてです。
配列 | JIS/US/IOS |
レイアウト | 60%/TKL(80%) |
カラー | 白/黒 |
キースイッチ | Kailh/Gateronから合計14種 |
キーキャップ | BASIC/LOW PROFILE |
プレート(TKLのみ) | アルファベット,記号,数字は6文字以内、日本語は5文字以内 |
このカスタマイズ性の高さによる恩恵は大きく3つあり、1つ目は壊れた部分を交換するだけで手軽に修理できる点、2つ目はホットスワップにも対応しており自分好みの物を買いやすくあとから好みにカスタマイズしやすい点、そして最も重要な3つ目はレビュアーとして多くの方にすすめやすい点にあります。
他にも、高いビルドクオリティや美しいライティング、60%レイアウトと柔軟なパラコードケーブルによる取り回しやすさなど、底知れぬ質の高さが本製品の魅力です。
かなり完成度が高く、使用感においてほぼ完璧ですが一点だけいただけない。
チルトスタンドが硬すぎる。
あまりに硬すぎて、右側は開けるときえぐれたし、左側は引っかけた爪が逝きました。
様々なレビューを見てもチルトの硬さが指摘されていたため個体差ではない可能性があります。
これは個人的に気になった点ですが、キートップがフラットすぎて誤打しやすく、長押し時に指がズレる感覚があり、これに関しては感じ方に個人差が生まれやすいのでフラットなキートップのほうが好きな方にとってはメリットかもしれません。
今回レビューしたのはPulsar PCMK60% ANSIになります。
最高の打鍵感、打鍵音に高いカスタマイズ性とホットスワップ対応、選べるスイッチとキーキャップも高品質、さらにはライティングの美しさや柔軟なケーブル、高いビルドクオリティなど、これからの基準となるべき要素を高い次元で兼ね備えたハイクオリティなゲーミングキーボードです。
デメリットもさほど深刻ではなく、これだけ質が高いので12,580円というお値段はかなりコスパがいいのではないかと思います。
特性上、自作キーボードの入門としてや、組み立て好きの方、組み立ては別にだけど自分好みのキーボードが欲しいという相反するニーズにも応えられるので 、初心者から上級者まで、コンパクトが嫌いじゃない方全員に強くおすすめしたいゲーミングキーボードです。
余談ですが、Amazonでの購入はできますが、カスタマイズ性が落ちる上に値段が高くなるので特別な理由がない限りはPulsarの公式サイトからご注文することをおすすめします。
さて、ここからはPulsar PCMK60% ANSIをさらに詳しく徹底的にレビューしていきたいと思います。
長い記事になりますがどうぞお付き合いください!
Pulsar PCMK60% ANSI徹底レビュー
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Pulsar PCMK60% ANSIの概要
Pulsar PCMK60% ANSIは60%レイアウトのANSI配列(US)でキー数は61キーとなっており、様々なcherryMX互換のキーキャップが合います。
サイズは高さ35mm・横355mm・縦127mm で上面はアルミニウム製でエッジが鏡面仕様になっており、それ以外はマットな塗装がなされておりチープさは感じません。
また、このアルミ製トッププレートは色を白と黒の2種類から選択できます。
背面には5ヶ所のすべり止めと、2段階のチルトスタンド、中央にPulsarのロゴが成形されているスケスケスケルトン仕様となっています。
すべり止めラバーは、スペースバー側に横30mm、縦9mmでサイドと中央に合計3枚、数字キー側には、チルトスタンドの前に横30mm、縦3.6mmの物が2枚の合計5枚のすべり止めがしっかりと地面をグリップして滑りません。
チルトスタンドは2段階で少しチープさを感じる黒いプラスチック製です。
サイドを見ると、手前から奥にかけて7.7°の傾斜がついており、手前の高さがキーを含め29mm、奥側が35mm、チルトスタンドは2段階で1段階目で41mm、2段階目で58mmと高さを大幅に変えられます。
ポートはUSBtype-Cで、ケーブルは1.8mのUSBtype-CtoAパラコードケーブルとなっています。
ポート部分はESCキー側に設置されており、ガイドが深く奥まった部分にありますが、ガイドが広いのでいろいろなケーブルが刺さります。
Pulsar製のマウスと比べると硬いケーブルですが、そこはさすがPulsar様、キーボードとしてはかなり柔軟で軽量なケーブルです。
スイッチには、Kailh製のスイッチとGateron製のものから合計14種の選択肢がありますが、現在はKailh製の一部のスイッチ以外は品切れ状態となっています。
今回選択したのはKailhのシルバー軸(リニア)、アクチュエーションポイントが1.1mmとかなり浅めに設定されているのが特徴です。
また、Pulsar PCMK60% ANSIはホットスワップ対応のためKailh/Gateronに加えcherryMX互換のスイッチかつ、5ピンと3ピンのものにすべて対応しています。
スイッチが筐体から飛び出すフローティングデザインになっているのも特徴です。
キーキャップはベーシックタイプのものと薄型のLOW PROFILEを選択でき、カラーは白と黒の2種類から選択でき、今回はLOW PROFILEの黒を選択しています。
素材は、ザラザラとした触り心地が特徴で指紋が残りずらいPBT製、印字はダブルショットで摩耗しても印字が消えません。
LOW PROFILEキーの高さは通常キーで7.5mmでスペースキーが8mmとなっており、厚みは1.1mmでした。
重量は実測値で503gと比較的軽量で、ケーブルを含んでも541gとなっています。
➀PCMK ANSI 60% Keyboard Barebonex 1
②1.8mUSBtype-CtoAパラコードケーブル
③[US ANSI] Pulsar Low Profile Keycaps 104 setx 1
④[KAILH] Speed Silver LINEARsetx 1
⑤説明書類 x 1
⑥紹介書類X1
⑦キーキャップ兼スイッチプラーx1
⑧キーキャッププラーx1
メーカー | Pulsar Gaming Gears |
製品名 | PCMK60% ANSI |
キースイッチ | KAILH Speed Silver LINEAR |
キーキャップ | LOW PROFILE BLACK(PBT製ダブルショット印字) |
アクチュエーション | 1.1mm |
キーストローク | 3.5mm |
押下圧 | 40g |
耐久性 | 5000万回 |
レイアウト | 60%レイアウト/61キー |
配列 | US配列(ANSI) |
ロールオーバー | Nキーロールオーバー対応 |
本体カラー | black/white |
材質 | アルミニウム/プラスチック |
ポーリングレート | 1000Hz |
レスポンスタイム | 1ms |
オンザフライシステム | 対応 |
マルチメディアキー | FNキー使用 |
接続方式 | 有線接続 |
ソフトウェア | PulsarFusion |
対応OS | Windows 7以上/Mac OS x 10.10以上 |
ケーブル | 1.8mUSBtype-CtoAパラコードケーブル |
サイズ | 高さ35mmor41mmor58mm・横355mm・縦127mm |
重量 | 503gg (ケーブルを除く) |
メーカー保証 | 2 年 |
Pulsar PCMK60% ANSIのレビュー
Pulsar PCMK60% ANSI主要機能の中でも特に重要なのはやはりこのカスタマイズ性でしょう。
カスタムキーボードなので注文時も好みに寄せた構成にカスタマイズできるうえに、購入後に改めてカスタマイズできる点も大きな魅力です。
このカスタマイズ性の高さがもたらしてくれるメリットはまだあります。
ゲーミングキーボードは時に激しいキー入力に耐えねばなりません。
そんなときも、簡単なパーツ交換で修理ができそのたびに好みのキーボードにカスタムされていくのに、キーボードを買いなおすよりかなり安く済みます。
さらには、自作キーボードの入門としてBTOパソコンのように、よりしっかり理解したうえで自作沼に浸かるための足掛かりにもなります。
MOD系の改造もしやすく、また、構造がかなりシンプルで玄人の方のお眼鏡にもかなうのではないかと思います。
配列 | JIS/ANSI(US)/IOS |
レイアウト | 60%/TKL(80%) |
カラー | 白/黒 |
キースイッチ | Kailh/Gateronから合計14種 |
キーキャップ | BASIC/LOW PROFILE |
プレート(TKLのみ) | アルファベット,記号,数字は6文字以内、日本語は5文字以内 |
組み立て | +1,000円で組み立て済み |
上記は先ほども登場した注文時のカスタマイズ項目一覧です。
注目してほしいのは一番下の組み立てについて。
組み立てすごく簡単だし楽しいです。
なので、時間がない方や組み立てが苦手orどうしてもやりたくないって方以外はぜひとも自分で組み立てるを選択してほしい!
というわけで、下記が組み立て方になります。
組み立て方
ちなみに、公式の出している組み立てマニュアルのほうが分かりやすいので組み立て時はそっちを参照することをおすすめさせいただきます。
ただ注意点として、VARMILOのカスタムキーボードと比べるとカスタマイズ性はかなり劣ります。
しかし、VARMILOに比べかなり安くかつ、シンプルでわかりやすいというメリットがありますのでその点においてはじめてのカスタムキーボードにはPCMKをおすすめしたいです。
PCMK 60% MECHANICAL KEYBOARD
KEY GUIDE
PCMK 60% MECHANICAL KEYBOARD
KEY GUIDE
60%キーボードの弱点、それはキー数を削るためキーボード上でできることが減ること。
否!
多くの60%キーボードは、FNキーを使ったショートカットを使うことでフルサイズでできることを少ないキー数でもできるのです。
もちろん、キーを同時押しするのは面倒だし複雑で覚えるのが大変というデメリットはあります。
ただ、慣れてしまえばフルサイズキーボードとタイピング速度も操作感もそん色ないものとなるので60%とタイピングのしやすさや利便性は両立できるものなのです。
そうは言っても面倒だしなぁという人にも安心していただけるよう私ナベコウが良く使うFNキーショートカットをご紹介します。
FN+}閉じカッコ | LEDパタン変更 |
FN+左Shift or Win | LED輝度を左Shiftで上げWinで下げる |
FN+数字キー | F1からF10 |
FN+RorF | Rでスクロールアップ、Fでスクロールダウン |
FN+< or > | <でボリュームダウン、>でアップ |
FN+? | 上矢印 |
FN+Alt | 左矢印 |
FN+メニュー | 下矢印 |
FN+Ctrl | 右矢印 |
Pulsar PCMK60% ANSIはアンチゴーストNキーロールオーバーの対応しています。
同時に入力できるキー数をあらわすもので、Nキーロールオーバーとは全キーの同時入力に対応しているということになります。
同時押しした際に、押してないキー(ゴーストと呼ぶ)が反応することを防いでくれるもの
APEXなどが分かりやすいと思いますが、複雑なキャラコンを行うためには複数のキーを同時またはほぼ同時に入力することが必要です。
そのため、より多くのキーを正確に同時入力でき、微妙な入力順も正確に認識できるキーロールオーバーとアンチゴーストは必須機能です。
その点、Pulsar PCMK60% ANSIはNキーロールオーバー対応かつアンチゴースト対応なので、いくら同時押ししてもすべて正確に反映されます。
ちなみに、本当に同時押しできるのかを検証できるサイトで検証しようとした所20キーまでは計測できました。
しかし、全キー同時押ししたとき、「様々なショートカットが発動→画面がめちゃくちゃになってそれどころじゃない」の繰り返しで検証できませんでした。
悔しいです。
Pulsar PCMK60% ANSIの打鍵感、打鍵音は非常に快適でタイピングが楽しくなるほど心地の良いものです。
どう心地いいのかと言うと、金属反響音や底打ち時の振動など、不快に感じるものが一再感じられません。
純粋にキースイッチの押し心地とタイピング音を楽しめるのです。
キースイッチには今回、KAILH Speed Silver LINEARというシルバー軸の物を、キーキャップはLOW PROFILEの黒となっており、どちらもかなり質が高いものになっています。
KAILH Speed Silver LINEARはアクチュエーションポイントが1.1mmと浅くゲーミング特化の軸となっています。
KAILH製のスイッチは、キースイッチ界の老舗cherryMXのスイッチと互換性があり、かなり高品質で安価であるため、界隈での評価は高いです。
キータイプは赤軸系、いわゆるリニアでクリック感としては引っかかりがなく押し込むにつれだんだんと重くなります。
ホットスワップに対応しており、非常に簡単に取り外しができまが、スイッチのぐらつきや傾きは全キーにおいて一切なく高い精度を誇っています。
クリック音としてはスコスコといった感じで、うるささは感じないものの静かな環境ではタイピング音はかなり目立ちます。
タイプ | キーストローク | 作動フォース | アクチュエーションポイント | デバウンスタイム | ピン |
---|---|---|---|---|---|
リニア | 3.5mm±0.3mm | 40g±10gf | 1.1mm±0.3 | ー | 3ピン |
アクチュエーションポイントは1.1mmとかなり浅く、より速く入力できるためFPSゲームに向いています。
キーストロークは3.5mmとこちらも比較的浅めです。
押下圧は動作地点(動作フォース)で40gとかなり軽くなっていますが、リニア系の特徴で押し込んでいくにつれ押下圧は増します。
Pulsar公式サイトより
Pulsarの製品ページによると以上のようなグラフで押下圧は増加するようなのですが、気になったのでどうにか自分で測る方法はないかと考えたところ…
電子天秤にのっけてゆっくりキーを押しそれを撮影、を繰り返し平均を出すことにしました。(フォースゲージ持ってない)
動作点の押下圧 | 39g |
最高押下圧 | 61g |
結果としてはPulsarのサイトのグラフとの目立った相違はないことが分かり、押下圧の公称値は正確であることが分かりました。
スタビライザーはしっかりルブされており、滑らかに駆動します。
そのおかげで、スペースキーなどの長いキーの押し心地も快適でぐらつき等はなく、端を押しても打鍵感は変化しません。
素材は、指紋が付きにくく少しザラっとしていて打鍵時の振動が響きにくい特性のあるPBT製の物となっています。
Pulsar PCMK60% ANSIは、ベーシックなサイズのキーキャップと薄型のLOW PROFILEを選択できます。
違いは、薄い分ライティングを遮るものがないため明るくなり映えますが、その他に目立った違いはありません。
ぐらつきなどは無く非常に質の高いものですが、キートップは極フラットなもので指への食いつき感はなく誤打しやすい印象であまり好きではありませんが、ここは好みが分かれる部分なので合う人にはかなり好まれるものだど感じました。
この最高の打鍵感・打鍵音の秘密は内部構造にあります。
その秘密とは、基盤とトッププレートの間に仕込まれた高密度ポリマーダンパーと呼ばれる吸音シートです。
ゴムのような質感で、これにより振動、反響を大幅に削減し快適な打鍵感と打鍵音を実現しているのです。
この構造はDucky One 3などでもみられる機構になっています。
Pulsar PCMK60% ANSIの接続方式は有線接続のみとなっております。
接続ポートはUSBtype-Cで、ケーブルは1.8mのUSBtype-CtoAパラコードケーブルとなっており、ポーリングレートは1,000Hzです。
使用感として非常に安定しておりレスポンスに遅延は感じませんでした。
実際にゲーム内でどの程度遅延があるのか検証するために、射撃ボタンをキーに割り当て押してから射撃されるまでの遅延を撮影することで簡易的に検証してみました。
また、正確性を上げるために上記の手順を100回繰り返しデータをとっています。
応答速度の簡易計測
結果は以下のようになりました。
最小値 | 0.07秒 |
最大値 | 0.1秒 |
平均値 | 0.083秒 |
体感できる大きな遅延はなくゲームにおいて遅延で負けるようなことはほぼないと言えます。
また、無線接続できない点についてなのですが、個人的にはあまり動かさないキーボードは有線での使用のほうがゲーム用途には向いていると考えています。
マウスの無線と干渉したりなど安定性に欠く可能性があるからです。
その点はデメリットとは言えないと結論付けたいと思います。
Pulsar PCMK60% ANSI用に用意されたソフトウェアは非常にシンプルでわかりやすく、かつ豊富な機能を搭載しておりかなり使い勝手が良いです。
特徴として様々なライティングプリセットを使用できるほかオリジナルでカスタマイズしたライティングにすることができます。
設定するデバイスを選択できます。
Profile
合計10個のプロファイルを設定できます。
キー設定
左上の星マークを押して表示できます。
- デフォルト
- マクロ
- キー割り当て変更
- マウス
- テキスト
- キーを無効にする
- マルチメディア
- キーのコンビネーション
- ショートカット
- profileの切り替え
- アプリを開く
また、ソフト上に設定を保存するAPPモードとキーボード本体に保存するオンボードモードが選択できます。
ライティング設定
ライティングプロファイルを選択して光方を変更できます。
ただし、ソフトウェアでライティングを設定するとキーボードのショートカットでのLED変更を受け付けなくなるので注意が必要。
- Static
- Neon
- Breath
- Wave
- Twinkle
- Radar
- Auto Ripple
- Snake
- Aurora
- Ripple
- Reactive
- Cross
- Fireworks
- Speed Respond
- Musical Rhythm
- Custom
Preformance
Windowsキーを無効化した際に同時に無効化するショートカットを選択でできます。
- Shift+TAB
- Alt+F4
- Alt+TAB
Custom List
カスタマイズした設定をリスト化して表示してくれます。
マクロを詳細に設定することができます。
ただし、マクロはゲームでは規約違反になる場合もあるので慎重にならなくてはいけません。
ダウンロードは下記リンクからできます。
Pulsar PCMK60% ANSIの付属品はいたってシンプルな構成です。
しかし、組み立て式である点とホットスワップに対応している点で、そうでない製品と違うのはキーキャップ・キースイッチプラーの存在です。
今回購入したPulsar PCMK60% ANSIには、プラスチック製のキーキャッププラーと金属とプラスチックから成るキーキャップ兼キースイッチプラーが付属していました。
キーキャップ兼キースイッチプラーは、バリなどはありますが結構頑丈に作られていて早々壊れるものでもありませんし、キースイッチ用とキーキャップ用で二つ用意しなくていいので便利です。
一方、プラスチック製の物はチープで、この手の物は使うごとにへたってしまいます。
これからホットスワップ対応のキーボードを購入したとき、プラスチック製のチープなキープラーしかついてこなかった…
そんなときもこのキーキャップ兼キースイッチプラーがあれば安心というわけです。
ナベコウが注文した構成で12,580円でした。
1万円以上するため決して安い製品とは言えませんが、これだけキーボードとしての質が高くカスタマイズ性や、長く使える将来性を鑑みるにかなりコストパフォーマンスに優れていると言えます。
ゲーミングキーボードは、ゲーミングデバイスの中で実力の向上という点で見ると比較的優先度は低いのですがキーマウでプレイするなら必須のアイテム。
かなりの勇気を要する選択ではありますが、初心者が初めてのゲーミングキーボードとして選ぶのにもってこいの高コスパ製品であると声高に表明したいと思います。
Pulsar PCMK60% ANSIの使用感
メリットに感じたポイントはかなり多いです。
まず何より、打鍵音と打鍵感が最高に良い。
無駄な反響音など一切なくクリーンな打ち心地と音でタイピングが楽しくなります。
また、ホットスワップ対応でいざとなれば簡単にスイッチを交換できるので安心して強く打鍵できます。
ゲーム時は咄嗟のことでつい力を入れすぎてしまうことは多々ありますが、そんな時でもバシバシ叩ける上に、高密度ポリマーダンパーのおかげで快適な打鍵は保たれます。
また、60%レイアウトの恩恵もかなり感じました。
角度に酒類
ナベコウはゲーム時とタイピング時でキーボードの位置を変えるのですが、そんな時でもコンパクトで軽量なPCMKなら何のわずらわしさも感じません。
また、有線でありながらケーブルが柔軟なのでその点でも取り回しが良くなっています。
また、高いカスタマイズ性を利用して、さらに好みのキースイッチやキーキャップに交換し、自分専用の夢のキーボードを目指そうと考えており、日々のパーツ探しが楽しいです。
これだけのメリットを持ちながら12,580円という値段はかなりコスパが高く満足のいくものでした。
Pulsar PCMK60% ANSIでほぼ唯一デメリットだと感じたポイントがチルトスタンドの硬さです。
爪が割れたのはこの際いいのですが右側のチルトを立てるときに少し抉ってしまいかなり萎えました。
ちなみに、しばらく使っているうちに過度な硬さはなくなり普通に使えるようになりました。
また非常に主観的な意見を言うとキートップがフラットすぎるのも少し苦手で、誤打しやすかったり食いつき感がないため長押し時に指がズレることがしばしばあったので、この点は指に食いつきやすい形状のXDAプロファイルのキーキャップに交換してみようと考えています。
Pulsar PCMK60% ANSIの総評
今回はPulsar PCMK60% ANSIをレビューしました。
Pulsar PCMK60% ANSIは、キーボードとして非常に質が高く優秀で、無駄な反響と振動のない快適な打鍵感、打鍵音を持ち60%キーボードという取り回しの良さ、高いビルドクオリティを持ち、さらにホットスワップなど高いカスタマイズ性を有しており、注文時も手元に届いてからも自分好みにカスタマイズできる優れモノです。
配列 | JIS/US/IOS |
レイアウト | 60%/TKL(80%) |
カラー | 白/黒 |
キースイッチ | Kailh/Gateronから合計14種 |
キーキャップ | BASIC/LOW PROFILE |
プレート(TKLのみ) | アルファベット,記号,数字は6文字以内、日本語は5文字以内 |
以上が注文時にカスタマイズできる項目になります。
カスタムキーボードが有名なVARMILOと比べるとカスタマイズ性は劣るものの、それぞれのパーツは非常に高品質ながら安価で組み立てが選べるいう絶大なメリットがあります。
安くとも12,580円と一見高額に見えますが、デメリットもさほど深刻ではなく、性能やカスタマイズして長く使える点を加味して、ハイコストパフォーマンスなゲーミングキーボードと言えます。
これからはこのキーボードを超えられるかが基準となってもおかしくないほどの高い完成度を誇るPCMKは、初めてゲーミングキーボードを購入する方にできれば買ってほしい製品です。
他にも、自作キーボードの入門としてや、組み立て好きの方、組み立ては別にだけど自分好みのキーボードが欲しいという相反するニーズにも応えられるので、初心者から上級者まで、コンパクトが嫌いじゃない方全員に強くおすすめしたいゲーミングキーボードです。
重ね重ねにはなりますが、Amazonでの購入はできるものの、カスタマイズ性が落ちる上に値段が高くなるので特別な理由がない限りはPulsarの公式サイトからご注文することをおすすめします。
また、ある程度知識のあるかたやお気に入りのスイッチなどがすでにある方は、ベースのBareboneのみをPulsarで購入し、キースイッチとキーキャップは別で購入した方がさらに安く好みのキーボードが作れると思うので、ぜひ挑戦してみてください。
- クリーンで心地のいい打鍵音・打鍵感
- 高いカスタマイズ性
- 豊富なFNキー
- アンチゴーストNキーロールオーバー
- 安定した遅延の少ない接続と柔軟なケーブル
- シンプルかつ機能豊富なソフトウェア
- ハイコストパフォーマンス
- チルトスタンドが硬すぎる