最近は毎日10時間APEXしているガジェットオタクゲーマーのナベコウです。
毎日それだけゲームをしているとゲーミングマウスの充電もあっという間になくなってしまい、何回も充電しなくてはなりません。
しかし、いちいち充電のためにケーブルからUSBレシーバーを外してマウスに差し込む作業は中々面倒だし、充電し忘れでゲーム中大事な場面でマウスが動かないことがしばしば。
充電ドック付きのゲーミングマウスがあるじゃないか!と思い立ったもののViper Ultimateのように10,000円を超えてくると簡単に買えない…
諦めようと思っていた矢先、全てをかなえてくれそうなゲーミングマウスと出会いました。
それが、MSIのCLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSです。
CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSは、高速充電が可能な充電用ドック付属、高性能な最新マウスセンサー搭載、さらに、大容量のバッテリーを搭載していながら74gと軽量な全部盛りゲーミングマウスです。
驚きなのは、これだけ盛り盛りにもかかわらず、8,000円とかなりハイコスパなことです。(20,000円程するものがほとんど)
そこで本記事では、CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSを1週間ほど使い込んでわかったことや特徴、デメリットなど詳しくレビューしていきます。
・充電用ドック付属
・高性能な最新センサー搭載
・滑りのいいマウスソール
・8,000円とハイコスパ
・メインボタンの押し心地が重たい
・サイドボタンが押しにくい
[toc]
製品の概要
形状は左右対称となっており、サイズは、130.1 x 67 x 38.3 mmとなっています。
中サイズのG PRO X SUPERLIGHTより一回り大きいサイズ感となっています。
サイドシェルにダイヤモンドカットが施されており、とても持ち上げやすくなっています。
本体重量の公称値は74gで実測値も74gでした。
充電用ドックは、底面に滑り止めが付いており安定感があります。充電するとき磁石で簡単に乗せられるので充電時のストレスは一切ありません。
・マウス本体
・MSI FriXionFree Micro USBケーブル(2m)
・充電用ドック
・USBレシーバー
・説明書等
サイズ/重量 | 130.1 x 67 x 38.3 mm / 74g |
---|---|
センサー | PixArt PAW-3370 Optical Sensor |
解像度/ポーリングレート | 100∼20,000dpi / 1000Hz.1ms |
最大速度/最大加速度 | 400ips / 50G |
リフトオブディスタンス | Low:0.6mm/High:1.4mm |
接続方式/ケーブル | ワイヤレス(2.4GHz/USB2.0) / MSI FriXionFree Micro USB(2m) |
最大駆動時間 | 最大80時間 |
スイッチ/耐久性 | オムロン製/6000万回 |
ボタン数 | 6 |
形状/カラー | 左右対称 / 黒 |
マウスソール | PTFE製 |
ソフトウェア/オンボードメモリ | Dradon Center/‐ |
価格/メーカー | ¥8,000 / MSI |
CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSのレビュー
ここからは、CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSの特徴、強みをレビューしていきます。
・高速充電できる充電ドック
・かぶせ持ちに最適な形状
・高性能な最新センサー
・ゲームでの使用感
CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSの最大の強みは、たった90分で0%から100%までフル充電できる充電用ドックです。
これにより、USBレシーバーの付け外しによるストレスから完全に開放されるだけでなく、抜き差しの繰り返しによるレシーバーや差込口の劣化がないので壊れにくいというメリットもあります。
地味にあるあるな、机の上からレシーバーを差し込んだケーブルごと脱落して取りにくい問題も、充電用ドックの裏のすべり止めのおかげで解決します。
CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSは、かぶせ持ちとの相性がよくその次に掴み持ちとの相性がよいです。
つまみ持ちとの相性はあまりよくありません。
かぶせ持ち | 掴み持ち | つまみ持ち | |
---|---|---|---|
相性 |
※ナベコウ(男性)の手のサイズ:長さ17.8cm・幅8.2cm(男性の全国平均:長さ18.3cm・幅8.3cmなのでナベコウの手は標準的なサイズ)
かぶせ持ち
高さの低いデザインながら、大きめサイズのおかげで指がマウスパッドにこすれない点や、サイドボタンが親指を伸ばさないと届かない位置にある点など、必然的にかぶせ持ちとの相性がいい設計となっています。
また、左右対称である点や、エッジのきいたデザインのため強いフィット感は得られませんが、かぶせ持ちにすることで軽い押し心地の前方を押せるため、メインボタンの重さを軽減できるのでかぶせ持ちがおすすめです。
つかみ持ち
滑りにくいダイヤモンドカット(凹凸加工)がされているサイドシェルとサイドのくびれにより指先でしっかり支えられるため掴み持ちとの相性もよいです。
しかし、メインボタンを指先だけで押すと非常に重いため慣れるまで必要以上に力んでしまいすぐに疲れてエイムが定まらなくなりました。
つまみ持ち
サイズが大きめなため指だけで支えにくい点や、サイドボタンに親指が届かなくなることに加えメインボタンの一番重たい部分を押すことになり非常に疲れるなど、つまみ持ちとの相性はあまりよくありません。
CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSに搭載されているマウスセンサーは、PixArt PAW3370という現行logicoolのHERO 25KセンサーやRazerのRAZER FOCUS+ オプティカルセンサーと並んで最高クラスのものです。
DPI | |
---|---|
PixArt PAW3370 | 20000 |
HERO 25K | 25600 |
RAZER FOCUS+ | 20000 |
しかし、メーカー側が行うマウスセンサーのチューニングが適切でなければマウスセンサーの挙動が不安定になるので、型番だけでは正確性はわかりません。
そこで、センサーの正確性と、FPSゲームで重要とされるリフトオフディスタンスをテストしていきます。
マウスセンサーの正確性をテスト
マウスセンサーの正確性を確かめるために「Mouse Tester」を使用します。
上の画像を見ると、線に沿うようにきれいに点が配置されています。これはマウスセンサーが正確に作動している証拠です。
もし、センサーの挙動が不安定であれば、線とは全く関係ないところに点が表示されます。
以上のことから、CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSのセンサーは非常に正確な挙動をすることがわかりました。
マウスのリフトオフディスタンス(LoD)を計測
CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSはソフトウェアにより、HighとLowの二種類のリフトオフディスタンスを切り替えられます。
マウスを浮かせたときに、センサーが反応しなくなる距離のこと。
この距離が短ければ短いほど、ゲームで無駄なカーソルの動きがなくなり操作の正確性が上がります。
おすすめは1㎜以下
そこで今回は0.1㎜厚の板を反応が途絶えるまで一枚づつ重ねて計測します。
結果はLowが0.6㎜、Highが1.4㎜となりました。
このことから、Lowはとても短くFPSゲームなどで使っても申し分ないと言えます。
また、ソフトウェアによってお好みでHighも選べる点も優秀です。
APEX、VALORANT、Minecraftの3つのゲームで実際にそれぞれ20時間ほど使ってみて分かったことをまとめていきます。
持ち方はすべて掴み持ち、マウスパットはARTISAN NINJA FX シデンカイでプレイしました。
APEX
APEXは、動く敵に照準を合わせ続けるトラッキングエイムが重要なゲームです。
マウスソールが滑りやすく滑らかな視点操作ができる点や、持ち上げやすい形状のため力まずに操作でき、トラッキングエイムがしやすくAPEXとの相性はとてもいいと言えます。
ただし、フルオート武器を使うと長押ししている時間が長いためだんだんボタンの重さで指が疲れてくるのを感じました。
VALORANT
VALORANTは、敵に瞬時に照準を合わせるフリックエイムが重要なゲームのため、素早い滑りと止めの両方が求められます。
CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSは、非常に素早く滑りますが、そのせいで滑りすぎると感じました。
そこで、滑りと止めのバランスがいいコントロールタイプのマウスパットでプレイしたところ、相性は抜群で敵に瞬時にレティクルを合わせてピタッと止められるようになりました。
Minecraft
Minecarftは、主にサバイバルをプレイしました。
そのため、主な操作は長押しで、やはりボタンの重さが疲れにつながり長時間プレイでは指が痛くなりました。
CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSのデメリット
ここからは、CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSを購入するうえで注意しなくてはいけない点を紹介します。
・メインボタンの押し心地が重たい
・サイドボタンが押しにくい
メインボタンが重いマウスを長時間使用すると指だけではなく、必要以上に力むため腕全体が疲れます。
CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSのメインボタンは、重たいうえにボタンの根本付近になるにつれさらに重くなります。
メインの掴み持ちで試したところ、腕の疲れに加え力むためエイムを合わせにくいと感じました。
ですが、かぶせ持ちにすると前側を押せるため重さを軽減できます。
加えて、メインボタンが重いということは、間違ってクリックしにくいというメリットにもなります。
サイドボタンが前目に付いているのがわかります。
そのため、前側のボタンはかぶせ持ちの時親指を伸ばした状態でやっと届きますし、つまみ持ちでは届きませんでした。
なので、手の大きい方であれば問題ありませんが、手の大きさが平均以下の人はかぶせ持ち一択になってしまいます。
まとめ
この記事では、「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSレビュー!充電用ドック付属のハイコスパゲーミングマウス」について書きました。
CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT WIRELESSは、充電用ドック付属で最新の高性能センサー搭載ながら、Amazonで8,000円というハイコスパゲーミングマウスです。
また、当然ワイヤレス接続であっても通信の遅延は全くなく、背面のDPI変更ボタンや、充電持ちがよい点など完成度が高く安くて便利なゲーミングマウスをお探しの方におすすめです。
以下は、商品販売ページのリンクになります。