ガジェットオタクゲーマーのナベコウです。
今からPCゲームを始めようと考えている初心者の方はゲーミングマウス選びに難攻すると思います。
マウスの持ち方や持ちやすいサイズなどが決まっていないため当然なのですが、初めてだからこそ手ごろなお値段で使いやすいものが欲しいものです。
そこでおすすめなのが、様々な持ち方や手の大きさに対応できるゲーミングマウス、ASUSのROGシリーズ「KERIS WIRELESS」です。
KERIS WIRELESSの最大の特徴は、広く普及しているIE3.0クローンベースで、起伏を無くし持ち方や手の大きさに幅広く対応できる形状にあります。
さらに、マイクロスイッチの交換機構や充実した付属品に加えて大容量バッテリー搭載と、てんこ盛りながら9,973円とそこそこコスパが良く、初めて手にする方におすすめの軽量ゲーミングマウスです。
本記事では、KERIS WIRELESSを1週間ほど使い込んでわかったことや特徴、デメリットなどを詳しくレビューしていきます。
・様々な持ち方と手の大きさに対応するIE3.0ベースの形状
・2種類の素材による高いグリップ性能
・ドライバー一本でメインボタンが交換可能
・安定性十分の省電力センサー
・角がしっかり丸まったPTFE素材のマウスソール
・大容量バッテリー搭載で急速充電に対応
・9,973円とそこそこハイコスパ
・USBレシーバー延長用のゲーブルが付属していない
製品の概要
IE3.0クローンベースの左右非対称ゲーミングマウスで、元のIE3.0にくらべ凹みと膨らみが小さく癖のない形状。
サイズは 118 ×62 × 39mmで中サイズ。
前部、サイドボタン、メインボタンは、べたつきに強くザラザラとした感触のPBTポリマー、後部にはサラサラとした感触のABS樹脂が使用されています。
マウス後部が途中でカットされたような形状になっています。
公称値は79gで実測値は、80gでした。
・マウス本体
・充電用USB-Cパラコードケーブル
・USBドングル(マウス底面に格納)
・予備マウスソール1セット
・オムロン製スイッチ(D2F-01F)
・色違いのサイドボタン2色
・説明書等
サイズ/重量 | 118(L)x62(w)x39(H) mm / 79g |
---|---|
センサー | PixArt PAW3335 |
解像度/ポーリングレート | 100∼16,000DPI / 1000Hz.1ms |
最大速度/最大加速度 | 400ips / 40G |
リフトオブディスタンス | Low:0.6mm/High:1.4mm |
接続方式/ケーブル | ワイヤレス(2.4GHz/USB2.0/Bluetooth) / 2.0m type-C ROG Paracord |
最大駆動時間 | 最大78時間 |
スイッチ/耐久性 | ROG 70M Micro Switch/7000万回 |
ボタン数 | 7 |
形状/カラー | 右手用 / 黒 |
マウスソール | PTFE製 |
ソフトウェア/オンボードメモリ | AURA Sync/‐ |
価格/メーカー | ¥9,973 / ASUS ROG |
KERIS WIRELESSのレビュー
ここからは、KERIS WIRELESSの特徴や、強みをレビューしていきます。
・様々な持ち方と手の大きさに対応するIE3.0ベースの形状
・2種類の素材による高いグリップ性能
・ドライバー一本でメインボタンが交換可能
・安定性十分の省電力センサー
・大容量バッテリーかつ急速充電に対応
KERIS WIRELESSの最大の特長は前述した通り、IE3.0クローンをベースに、起伏を無くし持ち方を選ばない癖のない形状とマウス後部が途中でカットされた様になっている点です。
かぶせ持ち | 掴み持ち | つまみ持ち | |
---|---|---|---|
相性 |
※ナベコウ(男性)の手のサイズ:長さ17.8cm・幅8.2cm(男性の全国平均:長さ18.3cm・幅8.3cmなのでナベコウの手は標準的なサイズ)
かぶせ持ち
かぶせ持ちとの相性はとても良いです。
後部がカットされた形状により手首が浮いてマウスパットとのこすれをなくせるため縦横どちらも動かしやすいです。
また、全長が11.8㎝と短いため手があまる点も手首が浮く仕様によりカバーできます。
掴み持ち
掴み持ちとの相性もとても良いです。
かぶせ持ちと同様後部のカット形状の恩恵を受けられるほかマウス前側が指先で持つとグリップ力が高まる素材のため安定感抜群です。
つまみ持ち
左右非対称のマウスとしては珍しくつまみ持ちとの相性が良いです。
掴み持ちと同じく指先での操作がしやすく、全長が短いため手のひらに干渉することもありません。
また、サイドボタンの位置が前過ぎず後ろ過ぎない押しやすい位置にあり、サイズ感もちょうどよくつまみ持ちでもしっかり届きます。
マウス前側、メインとサイドのボタンはPBTポリマーで、後部はABS樹脂でできています。
PBTポリマーは、ザラザラとした感触で、ベタつき、テカリを抑え耐摩耗性に優れた素材です。
圧をかければグリップ力が上がり軽く触れると滑りやすい性質を持ち、指先だけで支える持ち方でも圧をかけることでしっかりと安定します。
後部は、湿った状態で強いグリップ感を得られるABS樹脂が使用され、手汗で滑ることはありません。
マウスで最も使用されるメインボタンはその分チャタリングなどの故障が起こりがちです。
その点、KERIS WIRELESSはASUS独自設計の「専用プッシュフィットスイッチソケット」により、+ドライバー一本でメインボタンのマイクロスイッチを交換できるため故障にとても強いです。
また、様々なスイッチに交換できるので好みのクリック感やスペックなどを追求することができます。
交換手順
RGBLED搭載ながら最大78時間の駆動時間を可能にするのはひとえにこの省電力センサーのおかげです。
センサーテストの結果は良好で非常に安定しており、FPS向きによくチューニングされています。
このことから最新のセンサーと比べるとやや見劣りする性能ですが、本気でゲームするのに十分なセンサーといえます。
RGBLED | 最大駆動時間(約) |
---|---|
OFF | 78時間 |
ON | 56時間 |
バッテリーはRGBLED搭載をオフで最大78時間、RGBライトをオンで最大56時間持続し非常にバッテリーもちの良いマウスだと言えます。
また、ゲーミングマウスでは珍しいUSBtype-c搭載で、15分の充電で最大12時間使用できる急速充電に対応しています。
そのため、充電回数が他のマウスに比べてとても少なく差し込み口の故障が起こりにくい点もとても優秀です。
残念ながら、実際にRGBを消して充電が切れるまで連続使用耐久を試したところ50時間ほどでナベコウが力尽きてしまったため、本当に78時間駆動するのかはわかりませんでした。
しかし、普段使いしていてもほとんど充電切れになることはなくバッテリー持ちは非常に優秀といえます。
デメリットの紹介
ガチでゲームをするなら通信の安定性は必須です。
KERIS WIRELESSにはUSBトングル延長用のケーブルが付属していません。
そのため、PC背面にドングルを挿したりしなければならないので、マウスとの距離が30センチ以上離れがちで、センサー挙動が不安定になることがしばしばあります。
またUSBトングル無しでは充電用のケーブルを机に置いておいても邪魔なだけだし、かと言って端っこに置いておくと滑り落ちるしで煩わしい
ナベコウは、USBハブなどでマウスの近くに持ってくることで解決することにしました。
まとめ
この記事では、「ASUS ROG KERIS WIRELESSレビュー!初めてのゲーミングマウスにもってこいの万能ゲーミングマウス」について書きました。
KERIS WIRELESSは、IE3.0クローンをベースとした起伏の少ない形状により左右非対称ながら対称のもののように癖がなく様々な持ち方に対応してくれる万能なゲーミングマウスです。
また、レビューに書ききれなかった点として、充実した付属品や3種類の接続方法によりパソコン間の移動が楽な点、角がしっかり丸まっていて良く滑るマウスソール、FPS向きの端切れにいいクリック感などがあります。
これだけハイクオリティながら9,973円とそこそこのコスパでお買い求めいただけるため、初めての方に是非おすすめしたい一機です。
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